お知らせ・役に立つ情報

メンバーの中川・當銘・川野が実践報告をまとめました。

要旨：本稿は、沖縄県内の地域日本語教室・サークルが合同で開催した「みんなの日本語ステージ2025」の活動報告である。沖縄県は全国で最も「日本語教室空白地域」の割合が高いという現状を背景に、孤立しがちな各教室・サークルが連携し、課題を共有する場を創出することを目的として本イベントを企画した。イベントでは、日本語学習者による成果発表、各教室・サークルの展示ブース、そして関係者間の共有会を実施した。参加者からのアンケート結果や運営者間の共有会から、イベントは学習者の学習意欲向上、関係者間の情報共有とネットワーク形成への一歩につながったといえる。一方で、持続可能な運営体制の構築、広報活動の強化、行政・企業との連携といった今後の課題も浮き彫りになった。本稿は、これらの成果と課題を整理し、沖縄県の地域日本語教育のさらなる発展に向けた展望を示すものである。 

中川麻美・當銘美菜・川野さちよ（2025）「沖縄県における地域日本語教室間のネットワーク構築を目指した実践の試み：「みんなの日本語ステージ2025」の開催報告 」『琉球大学国際教育センター紀要』第9号、pp.1-12

こちらからダウンロードできます➡https://isu.skr.u-ryukyu.ac.jp/about/publications/